私の"終わりなき青春"

今日のキミもだいすきだったよ。きっと明日のキミもね。

無題

これまでもらってきたものが、あまりにも美しすぎたからなのかな。私はずっとその輝きに溺れている。恐らくこれからも。

 

 

 

2020年6月19日をもって、アイドルグループNEWSは3人体制となった。ここに来るまで、本当に色々なことがあった。激動の半年間だった。ここについては思い出すのも辛いことがたくさんあるからわざわざ書き連ねることはしないけれど。

 

三日三晩。この言葉の通り、私は三日三晩泣き暮らした。ずっと大切にしてきた宝物が突然奪われてしまった現実を受け入れることなんてできなかった。どんなに泣いても現状は変わらないのに、もう4人のNEWSは二度と戻ってこない世界を前に、私はただただ泣くことしかできなかった。

 

これからは3人でNEWSを守っていくと彼らは言った。でもその時の私は、酷く「4」という数字に執着していた。これから3人の活動を見ていく未来と、もしかしたらあったかもしれない、解散、という未来と、どちらの方がマシだっただろうか、なんて考えるほどだった。

それくらい、私は4人のNEWSが大好きだった。5年半という年月の中で、NEWSが生活の中心にいなかったことはなかった。楽しかったこと、嬉しかったこと、辛かったこと、苦しかったこと、全ての思い出に重なるように、そこにはNEWSがいる。

 

それなのに。突然、4日目の朝から何かが吹っ切れたような気持ちになった。もう私がどれだけ泣いても考えても、この状況は変わらない。それに、NEWSも、手越くんも、それぞれの場所で既に動き出していた。私もずっとウジウジしていられないと思ったのだ。4人が大好きなことには変わりない。だったら私もそれぞれの場所で応援していけばいいと、そう思えた。

 

NEWSの3人は、これまで通りレギュラー番組や雑誌の表紙などに加えて NEWS STORY SHOWや、秋のイベントのお知らせなど、その活動を止めることなく動き続けてくれている。手越くんも自分のやりたいことをたくさんしながら、逐一私たちに報告してくれたり、ファンが喜ぶことを常に考えて発信してくれている。

そもそもNEWSはグループとしての活動がそこまで多い方ではなかったため、この状況に違和感をあまり感じなかったのかもしれない。突然この状況を受け入れだした自分の気持ちにも驚いていた。

きっとこのまま、大好きでいられる。大好きな人を、これからも全力で応援できる。そんなふうに思った。

 

 

でも、その気持ちがまた覆されてしまった。

どうしたんだろう。どうしちゃったんだろう。

あんなに大好きだったあなたの笑顔が、あなたの声が、言葉が、今はなんだかとても遠く感じて、発される何かに触れるだけで苦しくなる。辛くなる。

 

あぁそうかと思った。私は、自分の気持ちが整理されたつもりでいただけだった。まだ何一つ、受け入れられていなかった。想像以上に頑固だった私の気持ちは、まだ全然、前を向いていなかった。

どうしてこうなったのだろうと考えた。自分の気持ちを騙し騙し丸め込んで、結局今になっても何も変わっていない。なぜ思いのままにいることを抑制したのか。

それはきっと、自分だけ置いていかれたくなかったからだ。周囲のNEWSファンの皆さんが、少しずつでも現実を受けいれ、自分の「好き」のためにできることを模索し、実行に移しているのを見て、自分がずっとこのままでいることに、何らかの劣等感みたいなものを感じていたのだと思う。

そんな時に、小山担の友達とのLINEを思い出した。

手越くんの脱退、退所が決まった直後、周りの人たちがだんだん前を向き始めてるのに、自分だけ取り残されているみたいでそれが嫌だ、という話をした時に、みんながみんな前を向けている訳ではないと思うよ、口では言っててもほんとの部分でそうとは限らないよ、と言われた。

 

これまで通りNEWSの、小山くんの、全てを追っていたら 私はこのままどんどん苦しくなって、いつかは嫌いになってしまうのではないかという恐怖に今襲われている。

手越くんに抱いているはずだった、好きだった人を嫌いになりたくない、という気持ちが、まさか本心では3人に向いていたなんて自分でも気が付かなかった。

 

 

 

それくらい、私は4人のNEWSと見てきた輝かしい景色に、未だ溺れているのだ。

だから、もう少し気持ちが落ち着くまで、私は自分の「好き」を守るために ちょっとの間距離を置こうと思う。この結論に至るまで、随分と時間をかけてしまった。アイドルの時間は、無限のようで、有限であると、つい最近学んだばかりなのに。